調査記録ファイル《西の湖廻遊路》

我々、調査探検隊は調査記録ファイルを発見した!どうやら我々よりも前に「西の湖」について学び考えた先駆者がいたらしい……。

先駆者の残したいくつかの記録を紹介したいと思う。

□目次

1.西の湖廻遊路

「西の湖廻遊路かいゆうろ」──“西の湖を廻る新たな道”の在り方を考えるべく、2022年、我々の先駆者達は「西の湖廻遊路整備推進会議」にて、新しくオリジナリティ溢れる案を示した。我々の所属する滋賀県立大学の他に、東京大学、京都大学が発表をしたという。

彼等は西の湖のキラリと光る魅力を知り、「西の湖廻遊路」がまちづくりの一歩になることを願った。この会議でプラットフォームの必要性が話題となり、「西の湖カレンダー」の開設に至ったという話もある。

さらに、“グラフィックレコーディング”の記録ファイルも発見された。どうやらこの会議では、その内容を文字や図、イラストを使ってリアルタイムに記録する方法が取られたようだ。記録製作者は多田 裕亮 氏である。

第4回近江八幡市西の湖廻遊路整備推進会議@近江八幡商工会議所
西の湖を囲む様々な活動をイラストと共に整理、新たな活動を提案している。
グラフィックレコーディング(1)
キーワードは「守り、活かす」
市民、民間企業、外部の人、行政、新たなビジネスを求めている人など、西の湖と関わる多くの主体を繋ぐ方法を模索。
グラフィックレコーディング(2)

▲図やイラストが使われ、案の関係が一目で分かりやすくなっている。
所々に「プラットフォーム」というキーワードが目立つ。

2.映像記録ファイル

調査記録ファイルには映像記録も残されていた。当時の様子がよく分かる映像である。

東京大学による発表の様子である。
「ヨシ班」と「道の駅班」に分かれた分析・提案はリアリティがあった。
京都大学による発表の様子である。
西の湖の原風景を伝承し知ってもらうための事業化、新たな水辺空間の提案だった。
滋賀県立大学による発表の様子である。
8つのプロジェクトからなり、バラエティに富んだ個性的な提案だった。

3.さいごに

記録ファイルには、我々にとっても面白い案が記されていた。
時と創り上げたものは異なれど、先駆者は我々と同じく西の湖を想い、その魅力を伝える方法を模索していたのだ!

西の湖の原風景を守り、活かす。その拠点の一部に我々が関われたことを誇りに思う。

我々は先駆者に学び、さらなる西の湖の発展を願う。
調査探検隊の調査はこれからも続く……。