よし笛ロード・散歩③ノギ・おまけ


このところ、北風の強い日が多かったです。秋のこうした日に“よし笛ロード“を散歩して、ふと自分の足を見ると驚きます。知らずうちに、綿パンに多くの種らしきモノがくっついているのです。


種を一つずつ摘まむと取れるですが、これは何でしょう? 藪の中に入っていった記憶もないので、ちょっと気になります。そこで歩いて道を戻って探すと、みつけました。道端にいっぱいあったかわいらしい白い花、この花の横に黒い種が花火のように放射状に抱えた実を見つけました。


犯人はこれです。風で種が飛び散っているのです。植物名は「センダングサ」。
さて綿パンに付いていた種を取り出して見てみると、一つの種子にトゲが2本あります。これも“芒(のぎ)”というのだそうです!! この芒が綿パンに引っかかったのですね。代表的な引っ付き虫のひとつです。もちろん虫ではないし、トゲも植物学的な芒ではないのかもしれませんが…


”芒(のぎ)”という漢字は、「ススキ」とも読むのですね。ということは、ススキのノギは、漢字で書くと「芒の芒」となるのかな??
また、二十四節季の一つに「芒種(ぼうしゅ)」があります(6月上旬)。ノギのある稲や麦の種をまく頃だからそういうのだそうです。今年は6月5日だったようです。
ちなみに、オギは“荻“と漢字で書きます。では“萩”と書くとハギです。これも秋に花咲く植物(木)ですね。発音も漢字も似ています。
じつは私の友人に荻原(はぎわら)君と萩原(おぎわら)君がいて、文字で見ても、発音で聞いても、どっちがどっちだか長く混乱していました。