綿毛舞う
今日、西の湖は午前中からいい天気になりました。
蛇砂川の日暮橋から東(西の湖)に向かって「よし笛ロード」を進むと、ふわふわとした綿毛がたくさん舞っていました。
足下にも。
「柳絮(りゅうじょ)」です。
ヤナギの種子なのです。
5月の暖かくなった日にこの種子はたくさん飛びます。
ヤナギといえば、細長い葉をもつ「枝垂れ柳」を思い浮かべる方も多いかも知れませんが、西の湖では丸っこい「マルバヤナギ」がとても多いのです。
北側の西の湖畔にならぶマルバヤナギから飛んできているようです。
だとするなら、よし笛ロードを野菜販売所近くまで行けば、マルバヤナギがあります。
これです。
これが柳絮(りゅうじょ)です。
オオヨシキリの鳴き声も聞こえます。
ちょっと残念な話。
ヨシキリが留まっているのはヨシですが、手前にあるのは葉の中央に白い筋が見えるでしょう。
これはオギです。
実は十数年前に仕事で北京に3ヶ月ほど住んでいたことがあったのですが、その時、柳絮を知りました。
北京の旧市街は運河が多いらしく、何十万本もあるとのことでした。
綿毛が舞い始めたとき、一緒に仕事をしていた通訳の王君に「綿が舞うのは、なかなか風流でいいね」と言ったところ、「風流って何ですか?ヤナギは公害そのものです!」と言うので「自然は大事だよ」と言い返したのですが・・・
数日して王君の言っていることを理解しました。
部屋の中を掃いても掃いてもこの綿埃が舞って!
街中が綿まみれ!
※動画もあります。西の湖プロジェクトinstagramへ。
YAMAMOTO